イギリスという名前は、実は正式名称ではありません。
「英国」「UK」「GB」「England」、様々な呼び方がありますが、その違いは何でしょうか?
今回は、イギリスについて簡単に説明をしていこうと思います。
イギリスの正式名称
イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。
英語だと「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」というので、その頭文字である「UK」と呼びます。
グレートブリテン及び北アイルランド“”連合“”王国という名の通り、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの4つの地域から構成されています。
この4つの国には、それぞれ自治権がありますが、首都が違います。
イギリスという言葉を使っているのは日本だけなので、世界では意味が通じないことに注意しましょう。
イギリスの首都・公用語
イギリスの首都はロンドンのイメージですが、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドのそれぞれに首都があり、公用語があります。
カントリー | 首都 | 公用語(イギリス英語) |
イングランド | ロンドン | (コーンウォール語) |
ウェールズ | カーディフ | ウェールズ語 |
スコットランド | エディンバラ | スコットランド語 |
北アイルランド | ベルファスト | アイルランド語 |
ロンドンはイギリスの首都ではなく、イングランドの首都なのですね。
なお、イギリスの人口約6,600万人のうち80%以上がイングランドの人口であるため、ロンドンが首都であるイメージも分かる気がします。
公用語はイギリス英語なのですが、コーンウォール語、ウェールズ語、スコットランド語、アイルランド語も使われているという感じです。
イギリス人の呼び方
イギリス人をEnglishというと、イングランド人のことを言っているような感じがしてしまいます。
なので、イギリス人を英語で呼ぶときはBritishと呼ぶと良いでしょう。
イングランド人をEnglish、スコットランド人をScottish、ウェールズ人をWelsh、北アイルランド人をNorthern Irishと呼ぶと気が利きていてなお良いです。