かいしー読書部では、私が読んだ本を紹介していきます!
勉強したい、良い知識を身に付けたいという想いから選んだ本を紹介!
今回紹介するのは、『大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる』です!
Amazonで買ったので手元に来るまで知りませんでしたが、結構小さくて薄い本です。
あまり気にしませんが、Amazonで購入するときは本の厚さを感じることができないってことを忘れてました。
良い意味で言うと簡単、悪い意味で言うと薄い、そんな本です。
『大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる』|内容・著者紹介
内容
ビジネスにも役立つ一生モノの教養を楽しくマスター!
「哲学」というと難しくて何を言っているのやらわからないものと思われがちですが、一度身につけると、これほど面白くてかつ役に立つ学問もありません。
西洋、東洋の主な哲学者50人を厳選し、その哲学・思想の本当の核心のみをわかりやすくコンパクトにガイド。
どこから読んでも面白くてためになる一冊!
名前の通り、哲学の基礎を分かりやすくまとめてくれた本です。
哲学によくある「なんだか分からない言葉」を可能な限り使わず、「専門用語」を説明し、「何を言ってるのか分からない問題提起や前提」を嚙み砕いて説明してくれる内容になっています。
高校の教科書に載ってそうな、アリストテレスからカントやデカルト、ポストモダンや中国や日本の思想まで幅広く簡単に解説している感じです。
哲学初心者でも分かるように言葉に気を使われている感じがあります。誰でも理解できるように分かりやすく書かれています。
著者紹介
貫成人
専修大学文学部哲学科教授。1956年鎌倉市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。1988年埼玉大学専任講師、90年助教授を経て、2000年より現職。1986-87年、1996-87年、2014-15年ドイツ在外研究。博士(文学、東北大学 2005年)。日本哲学会編集委員、舞踊学会副会長、藝術学関連学会連合副会長。『哲学マップ』(ちくま新書)、『図説・標準哲学史』(新書館)など著書多数。
『大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる』を読もうと思ったきっかけ
知り合いが読んでたので自分も読んでみようと思い買いました。
これから哲学について学ぶにあたり、入門として買うならちょうどいいかなって。
他にももっと良い本はあるかもしれませんが、どっちも読めばいいやくらいの感覚です。
『大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる』から学んだこと
「哲学」というと難しくて何を言っているのやらわからないものと思われがちですが、一度身につけると、これほど面白くてかつ役に立つ学問もありません。
西洋、東洋の主な哲学者50人を厳選し、その哲学・思想の本当の核心のみをわかりやすくコンパクトにガイド。
どこから読んでも面白くてためになる一冊!
この通りです。
主な哲学者50人くらいの思想の内容を大雑把に理解できました。
正しく言えば、理解できたのかどうかは分かりませんが理解した気にはなりましたという感じ。
これ以上でも以下でもない。
超超超入門として分かりやすく説明してくれてありがとう。書いてあることはほぼ全部理解できたと思います。
超入門として素晴らしいけれども、入門には物足りない。哲学の雰囲気だけは学ぶことができたかなと思います。
感想
人によりますが10時間は盛り過ぎでしょう。多く見積もっても2時間あれば十分。大学4年間はもっと長いだろ、もっと多くのこと学んでるよって感じ。
大学受験(センター試験)で使った高校倫理で勉強したな~と思うような、良い意味で整理された知識の集まりであったため、「これ本当に大学で学ぶことなのか?」とは思いました。
ちょっと本のタイトルは内容を盛り気味。「超入門! 文章が読めるなら誰でも分かる超簡単哲学の知識基礎!」って感じでした。
本も小さくて薄い(文庫版だから?)ので手に取りやすく、図解雑学シリーズみたいに右ページは全て図・文章は左ページのみなので短かかったので、本当に初学者という自覚もない初学者向けに配慮されている一冊だったと思います。
一人ひとりの内容があまりにも短く、知識や考えをさらっと触れる程度なのでどうしても簡潔な内容になってしまいますが、そこは分かりやすさとのトレードオフでしょう。
世の中に広く知れ渡っている有名な哲学について大雑把に超わかりやすく解説って感じですね。
この本を「大学の哲学を学ぼう」と思って読むのは違うと思いますが、初学者やざっとだけでも学びたいとか、学んだ気になりたいとか、そういう意味ではオススメできる本ではありました。
中学・高校の教室の本棚に挟んでおけば、興味のある子の道しるべになるかもしれない可能性は秘めているように感じます。
という場合にオススメ。
ネットでも分かるだろという意見はありますが、ネットは情報が多すぎてどれが正しいのか初学者には分からないので、結局こういう本に頼るのが良いんだと思います。