高校生が勉強する理由は何?(学習動機の二要因モデル)

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なんで勉強するの?勉強する理由は?


「勉強する理由は何か?」
高校生最大の悩みですよね。


定期試験の勉強,受験勉強,就職のための勉強,資格試験の勉強…
人生は一生勉強であると思いますが,人間はどういう理由で勉強をするのでしょうか。

勉強する理由について,市川伸一先生という方が「学習動機の二要因モデル」という高校生の勉強する理由(学習動機)についてのモデルを提唱しました。

自分の勉強する理由を知ることで勉強するモチベーションが生まれると思うので,今回は「学習動機の二要因モデル」というものを紹介したいと思います。


 

そもそも学習動機とは

学習動機とは簡単に言うと「勉強する理由」という意味で,教育学や心理学の分野で使われている言葉です。
中でも「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」が有名です。



楽しく勉強をしていた子供にご褒美をあげると楽しいから勉強していたはずの子供がご褒美目当てに勉強するようになってしまった。という「内発的動機づけ」が「外発的動機づけ」に変わってしまったなんて話を聞いたことが一度はあるかと思います。所謂アンダーマイニング効果というやつですね。

これは学生の動機付けを2つに分けているパターンですが,学習動機の二要因モデルは学習動機を6つに分けました。


 

学習動機の二要因モデルとは

では,学習動機の二要因モデルの内容を見ていきましょう。


 これが「学習動機の二要因モデル」です。

二要因とは「学習内容の重要性」と「学習の功利性」のことであり,この2つをどれだけ大事にしているかを見ることで学習動機を6つに分けています。


高校生の勉強するほとんどの理由はこの6つのどれかになります。

「学習内容の重要性」とはそのままの通り勉強ということをどれくらい大事にしているかということで,「学習の功利性」とは利益をどれだけ重視しているかということです。


 

充実志向

充実志向にある人はそもそも勉強することが楽しいと考えています。
勉強することが楽しいと思うということは,勉強することが大切であると考えており(重要性:大),報酬を得ることを目的としていません(功利性:小)。勉強をするにあたってかなり理想的な状態です。

訓練志向

訓練志向にある人は勉強をすることで頭や知力を鍛えたいと考えているタイプの人です。
勉強をすることが大切であると考える一方(重要性:大),勉強をすることで頭を鍛えようというリターンも考えています(功利性:中)。秀才タイプの人ですね。

実用志向

実用思考にある人は勉強をすることで日常生活に役立て,将来の仕事や生活のために勉強をするんだと考えているタイプの人です。
勉強が大切であると考えてもいますが(重要性:大),将来役に立たないことは必要ない,役に立つと分かっていることにしか興味がない(功利性:大)とも考えています。クラスに一人は「こんなの勉強して何の役に立つの?」と言っている人がいると思います。

関係志向

関係志向にある人は「友達が勉強してるから私もやろー」とか「あの先生が好きだから勉強する」みたいな考えをしている人です。
そういう人は,勉強自体を大切に考えておらず(重要性:小),勉強することによる報酬を望んでいるわけではありません(功利性:小)。友達と同調すること自体が目的にある状態ですね。なお,「勉強することで喜んでもらう」というのは報酬志向の考え方です。

自尊志向

自尊志向にある人はプライドを保つために勉強をするタイプの人です。
勉強が大事というわけではなく(重要性:小),勉強することによりプライドを保つことが目的です(功利性:中)。
「あいつに負けたくないから勉強する」「数学だけは平均を下回りたくないんだ」と考えている人がいてもおかしくないのではないでしょうか。

報酬志向

報酬志向にある人はご褒美が目的であったり赤点回避(罰を回避)をするために勉強したりしようと考えている人です。
勉強が大事であると考えておらず(重要性:大),利益だけが目的です(功利性:大)。
勉強する理由としてはかなりマイナスな状態であると言えるでしょう。


勉強する理由は何か

上にも軽く書きましたがこれは高校生を対象とした研究の結果です。 
あなたが高校生であるとして今から勉強をしようと考えたとき勉強をする理由は上記の6つのうちのどれかになります。


「え?結局勉強をする理由は何???」


と思いましたか?
勉強をする理由は人それぞれであり,あなたの人生の目的や考え方によります。



全ての人に共通するような明確な理由はありません。
一人ひとりの人生によって勉強する理由は異なります。



これを読んだあなたが「勉強をする理由は何か?」について悩んでいたならば,「どういう人生を歩みたいか」について考える時間を取るべきであるとアドバイスしておきます。

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