こんにちは。かいしーです。
今回は「人と人はお互いのことを理解し合えるのか?」という内容について語ろうと思います。
生きていると、
あの人は自分勝手過ぎるし、理不尽過ぎる。
人と人は理解し合えないんじゃないか?
少なくともあの人とは理解し合えないわ。
って思うときありませんか?
私にはあります。たくさんあります。
なーんて言葉を見かけると、「あ、分かり合えないタイプの人だ」って思っちゃいませんか?
世の中には「人と人は理解し合えない」と語る人もいますが、そのことについてどう思っているのか、考えを書いていこうと思います。
理解しようと思わなければ理解できない
まず結論を言わせていただくと、
分かり合うためには、相手のことを理解しようと思う気持ちが大事。
というのが私の考えです。
つまり、理解しようと思わなければ人のことなんて理解できないんですね。
特にお互い理解し合うためには、お互いがお互いのことを理解しようと思う気持ちがないと絶対に理解なんてし合えないんじゃないでしょうか。
片方でも「理解しようと思ってない人」がいるならば、相互理解なんて絶対できません。
例えば彼氏彼女と付き合ってて、お互いが両方とも恋人のことを理解しようと思って初めて、お互いの理解に一歩近付くわけです。
あの人って何が好きなのかな、どうしてこういう行動しようと思うのかなって、相手に興味を持ってよく見ないと人のことなんて分かるわけないんですよね。
恋人のことを知ろうとしていないのに、好きな食べ物はあれで、こういう映画が好きで、落ち込んだときはこう話しかけてほしいタイプだなって分かるわけないんです。
残念なことにですね、大半の人は、「あの人はどうしてああなんだろう?」と真剣に考えることはないんですよ。
大体の場合、自分の中にある数パターンの人間像に勝手に分類しちゃうんです。
あの人は真面目タイプ、あの人は不真面目タイプ、あの人は敵。
くらいの、「赤っぽい色は全て赤」くらいでしか人を認識していないし、それ以上のことを知ろうという気持ちもないわけです。
なので、大半の人とは相互理解なんてできっこないですし、一部の「人に興味があって、人を知ろうとしている人」だけとしか理解し合えないんです。
根拠は一個人の経験の完全なる精神論ですが、「知ろうと思わないと知ることはできない」は真理だと思っています。
偶然理解できる場合もあるが勘違いを生むことになる
ただ、偶然お互いのことを理解してしまう場合ってのもあるんですよね。
例えば私は遊戯王が好きなのですが、「俺、ユベル好きなんだよね」って言う人がいたら、お互いの趣味趣向を一瞬で理解し合えることができます。
趣味・趣向が似ている者同士、自分と似ているタイプの人は理解しようとしなくてもある程度理解することができてしまうんですよね。
類は友を呼ぶじゃないですが、似た者同士がつるんでる理由はここにあると思っていて、「自分は他者を理解しようと思っていないので他者を理解できない。理解できるのは自分と似ているタイプの人だけ。結果、似たような人同士で狭い世界を形成してしまう。」という事態が起こってしまうわけですね。
分かり合うためには「知ろうと思う気持ち」が大事ですが、知ろうと思ってなくても自分と似ている人は理解できてしまうので、「私は人のことを理解できている。分かってないのはそっちである。」と大きな勘違いを生んでしまうわけです。
「私が分かっているのは一部の人だけであって、世の中には色々な人がいて色々な考え方がある。色んな人を理解するためにはその人のことを知ろうと思うところから始めないといけない。」ことを理解しないと、こういう人は一生こじらせたまま生活することになるでしょうね。
分かってないのはお前の方
残念なことに、「なんで分かってくれないんだろう?」と思っている人のまぁ半分くらいの人はですね、「分かってないのは相手の方じゃなくてお前の方だ」という可能性があります。
そもそも、理解し合えないことを嘆いている・怒っているわけではなく、自分の思い通りにしたいという気持ちを「あの人は分かり合えないから」と決め込むことで納得しようとしているだけの可能性があります。
自分が価値のある存在であると心の中で認めるために、他者のことを「分かり合えないくらいダメな人」として思いこんでいるだけなのではないでしょうか?
あの人とは分かり合えないと考えているあなたの思考が、周りに迷惑をかけているという可能性もあると思いますよ。
人のせいにする前に、自分にも問題があるんじゃないかと常に問い続ける姿勢を大切にしてください。
もちろん、「それ以前の問題なんだよ!」案件もあることは理解してます。
シンプルに病気
あと可能性としては、シンプルに病気で理解できるような精神状態ではないことが可能性としてあります。
例えばパーソナリティ障害は、
約10%の人が何らかのパーソナリティ障害に該当します。全体として男女差はありませんが、パーソナリティ障害の種類によっては、男女いずれかに多くみられるものもあります。例えば、反社会性パーソナリティ障害は男性に6倍多くみられます。
とあるように、約10%の人が該当します。
このような人は現実を直視できないというか、物事を歪んだ状態で捉えてしまうので他者理解ができない可能性があります。
ただ、人のことを病気だと言えるのは医者だけなので、他人のことを病気だと決めつけるのは良くないのでやめましょう。
この場合、「お前は考えが歪んでいる」と直接伝えても、その意見すら歪んで受け取ってしまうので、本人が変わろうと思わない限り無駄なので諦めましょう。
人間が変わらない限り、理解”し合う”ことはできません。(こちらが相手のことを一方的に理解することはできます)
どうすれば他人を理解できるようになるのか?
- 人に興味を持つ
- 今このサイトを見ている時間があれば、会話なり連絡を取る
- 色んな質問をする
- MBTIやビックファイブを使用してもらい、どんな結果が出たのか共有してもらう
- 別の人から、知りたい人がどんな人なのか話を聞く
まず人に興味を持ちましょう。
スマホをスクロールする時間があれば、コミュニケーションを取りましょう。
質問をしましょう。「人生を大きく変えた経験って何かある?」
心理テストの結果から中身を知ろうとするのも良いかもしれません。
共通の知り合いがいたら、他の人から見た情報も聞きましょう。
とにかく、人を知ろうとしましょう。まずそれからです。
最後に、どんな人なのか知られたくなるような、関わりたくなるような健全で優しい人にあなた自身がなりましょう。
お互いがお互いを知ろうとすること、知りたいと思えるような人であることが相互理解への大きな一歩です。