色彩の心理的な効果を分かりやすく解説

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色彩の心理的な効果

皆さんは色の持つ色々な効果をご存知ですか?
暖色系や寒色系という言葉を聞いたことがあると思います。

 

色が変わるだけで心理的な印象が変化したり、ちょっとした色の違いで錯覚にとらわれてしまったりします。

私はなぜか「色彩検定2級」という資格を持っているので、今回は色を見たときに感じる様々な効果簡単に解説しようと思います。(色彩検定…持ってたらオシャレかなって思って取りました…)

暖色と寒色

暖色と寒色

私たちは色を見るだけで暖かみを感じたり寒さを感じたりすることができます。
赤系統の色は「暖色」、青系統の色は「寒色」と言います。

自動販売機では暖かい飲み物を赤色で、冷たい飲み物を青色で表されており、暖色と寒色が使われています。

色の効果で一番有名なものですよね。

色の重さ

色の重さ

色が異なると感じる重さも変わってきます。

上の画像を見てください。この4つの球のうち左の2つは重く見えますが、右の2つは軽く見えますよね。
人間は、単純に明るい(明度が高い)色は軽く感じ、暗い(明度が低い)色は重く感じます。

引越し業者が使う段ボールやガムテープが白いのは「軽い色を使うことで心理的な負担を減らすため」と言われています。 

皆さんも何か重いものを持つときは白色のものにすると良いかもしれませんね。

面積効果

面積効果とは

同じ色であっても大きさが異なることで明るさが異なって見えることを面積効果と言います。

上の画像の2つの色は同じ色ですが右の方が面積が大きいため明るく見えてしまいます。

カタログの色を見てカーテンの色を選んだが実際に見えると印象が違った、というのはよくある話ですよね。

カーテンやスクリーンのような大きなものの色を選ぶときは実際に同じくらいの大きさの色を選んだり少し印象が変わるということを考えたりしながら色を選ぶことが大切です。

膨張色と収縮色

膨張色と収縮色

この画像の2つの円は同じ大きさですが白色の方が若干大きく見えます。

白色のような明るい色は膨張色と呼ばれており大きく見え、黒色のような暗い色は収縮色と呼ばれており小さく見えます。

実は、囲碁の碁石は白色の碁石よりも黒色の碁石の方が大きく作られています。
具体的に言うと白の碁石の大きさは直径21.9mmであり黒の碁石の大きさは直径22.2mmで、厚さも黒の方が若干厚いです。

白色が膨張色で黒色が収縮色であることから、黒色の碁石を少し大きくすることでちょうと同じ大きさに見えるということです。

ちなみに、明るい色を使って色の重さを軽く見せるよりも暗い色を使って見た目を収縮させる方が人間の体は軽く見えます。
従って、自分の身体をスリムに見せたいときは暗い色の服を着ると良いでしょう。

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