『グッド・ライフ』から学ぶ「幸福な人生」の条件と人間関係の重要さ

グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない
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こんにちは!かいしーです!

かいしー読書部では、私が読んだ本を紹介していきます!

ぷち教養主義の名前に恥じないよう「教養になりそうな本」を私の独断と偏見と好みで選んで紹介していきます!

今回紹介するのは、『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』です!

goodlife

いやー、めちゃくちゃ良い本でした!
人生を見つめ直すきっかけになる本です!

この本を簡潔にまとめると、「よい人生には、よい人間関係が重要である」ということですね。

人生を経験していくうちに何となく気付いたこと・分かり始めたことを言葉で・研究で明らかにしてくれてありがとう。

よい人生を送ることができるよう、改めて人間関係を大切にしていこうと思います。

なんで人間関係が大事なのか、その理由と事例を紹介しているのが『グッド・ライフ』です。

今回は、そんな『グッド・ライフ』を読んだ感想等を書いていこうと思います。

Amazonの評価高くてびっくり!

『グッド・ライフ』|要約・著者紹介

要約

幸福な人生を送るために必要なものは何か?
その問いに対する答えは、「富」や「名声」ではなく
意外なくらい身近でありふれたものだった。

ハーバード大学による、
84年にわたる史上最長の研究が解き明かした
健康で幸せな人生を送る鍵
――それは「よい人間関係」。

幸せは刹那的なものと長期的なものがあって、「今この瞬間最高にハッピーだ!」という幸せではなく、「長期的に満足した状態であること」のような幸せのことをここでは幸せと呼ぶ。

いわゆる「Well-being」、心身ともに満たされた状態のことですね!

著者が責任者を務めている「ハーバード成人発達研究」では、1938年から現在まで、人の人生がどうなっていくのかを追い続ける研究をしている。

研究対象は最初は724人だったが現在は1300人超まで増えており、合計2000人以上の人の生き方を追っている史上最大の横断研究らしい。

シンプルに凄すぎ!

本書が伝えたいこと

 

・幸せな人生とは偶然の賜物ではない
・「よい人生」のための最高の投資先は「よい人間関係」である
・重要なのは人間関係の「質」。心の通う人間関係のなかで生きることが大切
・幸福な人生には、正常なコレステロール値より人間関係の満足度が必要だ
・自分は自分の人生の専門家ではないと知れば、新たな可能性を見つけられる
・ポジティブな人間関係は、人間のウェルビーイングに不可欠である
・人間関係が良好な人ほど、年齢に関係なく死亡リスクは低くなる
・孤独感は肥満の2倍健康に悪く、孤独感は一年あたりの死亡率を26%高める
・ソーシャル・フィットネスは、筋肉と同じで何もしなければ衰えていく
・苦難や老いのつらさから人を守るのは「守られている」という感覚
・幸福度は“注意”を「自分」から「他者」に向けた人の方が高くなる
・人には栄養、運動、そして人生の目標と同じように、仲間が必要だ

 

「幸せな人生とは、夢のような社会的成功をつかんだ先にあるわけではない。

 大金を手に入れれば向こうからやってくるものでもない。

 幸せな人生はあなたの目の前にあるし、手を伸ばせば届く。

 そして、幸せな人生は、今ここで、すぐに始められる」――本書より

「ハーバード成人発達研究」の研究だけではなく、世界各地で大勢の被験者を対象にした数百件の科学研究からも裏付けを得ており、『グッド・ライフ』の末尾には大量の参考文献が記載されている。とてもじゃないけど全て読むことはできない。

幸せに重要なことは「良好な人間関係だ」ということを、ひたすらずっと書き続けた本です。

著者紹介

著者は二人います。

ロバート・ウォールディンガー Robert J. Waldinger

ハーバード大学医学大学院・精神医学教授。マサチューセッツ総合病院を拠点とするハーバード 成人発達研究の現責任者であり、ライフスパン研究財団の共同創立者でもある。ハーバード大学で学士号取得後、ハーバード大学医学大学院で医学博士号を取得。臨床精神科医・精神分析医としても活動しつつ、ハーバード大学精神医学科心理療法プログラムの責任者を務める。禅師でもあり、米国ニューイングランド地方はじめ世界中で瞑想を教えている。

この方はTED talkにも出演しています。

TED talkの反響から人間の幸福をめぐる発達科学の知見をもっと知りたいと望む人が大勢いることを知ったみたいです。僕も知りたかった。本にしてくれてありがとう。

マーク・シュルツ Marc Schulz

ハーバード成人発達研究の副責任者であり、ブリンマー大学の心理学教授でもある。同大学の データサイエンスプログラムの責任者であり、 以前は同大学の心理学科の学科長を務め、臨床発達心理学博士課程の責任者でもあった。アマースト大学で学士号取得後、カリフォルニア 大学バークレー校で臨床心理学の博士号を取得。ハーバード大学医学大学院で博士研究員として健康心理学および臨床心理学の研鑽を積んだ後、現在は臨床心理士としても活動している。

もう一人の方は副責任者の方ですね。2人の関係は『グッド・ライフ』でも語られています。

『グッド・ライフ』を読もうと思ったきっかけ

幸せな人生には何が必要なのか、合計2000人以上の人生を追い80年以上かけて研究した結果、科学的根拠に基づいて結論を見つけた。

って言われたら知りたいって思いませんか?

幸せになる方法が自分に必要だとはそこまで思ってませんでしたが、「科学的根拠に基づいた幸せな人生の重要な要因」があるのならば絶対に知りたいと思いました。

別に、人生は幸せになるためのものだとは思っていません。

でも、幸せになるための近道というか、効果的な・再現性の高い方法があるのだとしたら教育者として絶対に知っておくべきだなって直感的に思ったんです。

頑張って努力してる子たちが将来不幸になったら悲しいじゃないですか、どんなに不幸になっても幸せになる効果的な方法を一つでも伝えておきたいっていうのが僕の教師としての心なんだと思います。

長期的に満足できている、ウェルビーイング的な幸せを得るために重要なことは皆知っておくべき。

知ったうえでどうするかはその人次第ですが、知らないと損だなって思うんですよね。

どうせ生きるなら笑顔で幸せな人生が良い、その方法は知っておいた方が良い

という想いが僕の心の中にあるんでしょうね。

全員に幸せになってほしいという理想を求めてるんです。

危なっかしい思想なように思えますが、皆笑顔で楽しく生きてほしいんですよね。その方が僕も幸せだから。

皆に良い人生を送ってほしいという偽善を持ってるんです。皆が幸せな方が僕の人生にとっても都合が良いですからね。

他人の不幸よりも、他人の幸せの方が蜜の味なんです

「幸せになる方法」を一人の個人の経験から聞いても再現性ないなって思いますが、多くの人の人生を何十年も追い続けて、他の研究とも照らし合わせて導いた答えなら信頼できるなって思って読もうと思いました。

『グッド・ライフ』から学んだこと

良い人間関係の重要さ

幸せに必要なものって何?
お金!
もしくは、有名になること!

って答える人が多い。

お金は確かに人生にとって重要なものに思えますし、実際お金がないと生きていけない。高所得者は低所得者と比べて10~15年も長生きすることは事実です。

また、一定の値までは年収と幸福度に正の相関があります。

プリンストン大学の経済学アンガス・ディートンと心理学者ダニエル・カーネマンが米国の幸せの「魔法の数字」が約7万5000ドルであることを明らかにしました。

これはどういうことかというと、年収7万5000ドル(1ドル140円とすると、年収約1000万円)まではお金が増えるほど幸せになりますが、それ以上お金を貰っても幸せになるとは限らないということです。

色々な国の色んな人が同じようなことを言っています。日本でも、高収入の人が「お金で幸せは買えない」と言っているのを見たことがありますよね。

お金と幸せは正の相関がありますが、それは年収1000万円まで。

幸福はお金で買えるわけではないが、収入が低いと感情面の苦痛をもたらす

が、お金と幸せに関する一つの結論。

じゃあ、幸せともっと直接的に関係する要因は何か?

それが、良好な人間関係なんです!

お金よりももっと直接的に、もっと強く、格差に関係なく幸せに影響を与える要因が人間関係だということを知りました。

人間関係だけが幸せと関連してるとは言いませんが、一番大きな影響を与えているのが人間関係であるということ。

私たちの人生は手遅れではない。今近くにいる人、関わりのある人を大切にしよう。

ということですね。

人間関係を維持するために何をしているか?

友達を作る、人と知り合うのは簡単です。

しかし、友人関係は移り変わるもの、友人関係を維持するために積極的に行動しないと失われる。

友情は放置して育まれるものではない。友人関係にはメンテナンスが必要だ。

ハッとしました。

小学校、中学校、高校、大学、職場。友人関係はどこでも簡単にできるものですが、維持するために積極的に連絡を取ったりメンテナンスをしないと少しずつ失われていく。

本当にその通りだと思いました。

人との関係は勝手にできるものではなく、自分から積極的に作っていくものなんだ。

ということを知ることができたのが最大の学びだったと思います。

友人と長期的に良い関係を築くために、寛大になり・共感し・積極的に好奇心を持つ。相手に注意を払い、時間を費やすことが大切であると。

言われたら当たり前のように感じますが、意識して実践したことはなかったかも。

多分、そんなこと知らずとも自然と相手に好奇心を持って長期的に仲良くできるような人がたくさんいて、そういう人が一番幸せな人生を歩んでるんじゃないかと言われて、違和感なく受け入れることができました。

大切にしよう人間関係を

そう誓いました。

マインドフルネスと社会性と情動の学習(SEL)

マインドフルネスの重要性についても語られています。

マインドフルネス自体は聞いたことありましたが、本格的に知ろう思うきっかけになりましたね。

私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした心ここにあらずの状態から抜けだし、心を”今”に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。

NHK 健康ch

他のことを考えず、今目の前にあるものに集中しよう!
ということです。

目の前にあるものに集中する、という意識が少しずつ芽生えてきたような気がします。

また、社会性と情動の学習(SEL)というものを知ることができました。

人間関係を大切にし、自己認識力を高め、自分の感情を見極めてコントロールし、対人スキルを高めることが大事だと知った後に、既にそういう教育があることを知ることができて良かった。

教師として教育の種類くらい知っとけよって思います、自分で。何も知らない自分が恥ずかしい。無知の知。

本を読むと「知りたいということすら知らなかった知りたいこと」を知ることができて嬉しい。

感想

色んな人の人生を追体験したような感覚になりました。

『グッド・ライフ』には色々な被験者の人生が紹介されます。

80年以上追っている研究なので、とある一人の被験者が10代だった頃の話もあれば、30代になった頃の話、50代になって気付いたこと、80代になって思ったことが紹介されます。

色んな人の「子供時代の考えと定年後の考え」を知ることができるんです。

しかも、その人の記憶という曖昧なものではなく、ちゃんと80年以上も追い続けてデータとして残してあるんです。初期メンバーで724人もですよ。

凄いとしか言いようがない。

とにかく、自分と自分に関係ある人との人間関係を改めて見直そうと思いました。

あなたの人生に登場する主な10人はどんな人ですか?
あなたは周りの人からどんな影響を受けて、どんな影響を与えていますか?
あなたと話している人がいたとして、あなたが気付いておらず話相手の人だけが気付いていることは何ですか?
あなたの人生を支えてくれるのは誰ですか?あなたはその人に何をしていますか?

色々な質問に対して、全て堂々と答えられるようになりたい!

まず、疎遠になってしまった学生時代の友人に連絡を取り、一生の友人を作ることをしてみます。

そして、友人の作り方、維持の仕方をシェアできるようになりたいです。

もっと何度も読み返して自分のものにしたいなと思う一冊でした。
グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

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