高校物理は「物理基礎」と「物理」の2つに分かれています。
多くの高校では、高校1年生・2年生で物理基礎を、高校2年生・3年生で物理を勉強するのではないでしょうか。
今回は、高校物理基礎と高校物理の範囲・内容について、説明していきます。
高校物理基礎と高校物理の範囲・内容
このページに載っている内容が、高校物理基礎と高校物理の範囲・内容です。
学習指導要領(教科書の内容を決めているもの)に沿って作成しているため、具体的に何を学ぶのか一目瞭然なはずです。
もう少し詳しく物理基礎と物理の範囲・内容をみていきましょう。
高校物理基礎の範囲・内容
現在の高校物理基礎の範囲は、上の画像の通りです。
物理基礎は、力学、波動、熱、電気、原子の5つの分野に分けることができます。
上の画像を5つの範囲に色付けすると、
となります。
半分以上が力学なので、力学を理解できるかが鍵となるでしょう。
以前は波と熱の順番が逆であったため、参考書によっては熱を先に解説しているものも多いです。
高校物理の範囲・内容
現在の高校物理の範囲は、上の画像の通りです。
物理も力学、波動、熱力学、電磁気、原子の5つの分野に分けることができ、上の画像を5つの範囲に色付けすると、
となります。
物理基礎では熱と力学は別の内容でしたが、熱の内容は本来「熱力学」と呼ばれる内容であるため、力学の範囲の中に入っています。
また、物理基礎では「力学以外の分野を軽く」しているため、物理基礎と比べると力学以外の分野が多くなっています。
さらに、以前は「原子」分野が必修ではなかったため、過去問を見ると原子が出題されていないことがあります。
現在は「原子」分野は必修であるため、必ず原子の最後まで勉強しましょう。
物理の力学、波動、熱力学、電磁気、原子は、物理基礎の力学、波動、熱、電気、原子を理解していることが前提にあるため、物理を勉強する前に物理基礎から勉強するようにしましょう。